『3000円パンケーキ騒動』を投資家目線で考える!菅官房長官は経済感覚が狂っているの?!

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つい先日、「パンケーキ 3000円」というワードが急上昇ワードになりました
調べてみるとれいわ新選組の渡辺てる子氏がこのようなツイートをしたことが発端

彼女の主張は『おやつであるパンケーキに3000円を超える大金をつかってる、閣僚の経済感覚がくるってる』というものだ。このツイートに対し、リプでは賛否両論あるようだが、今回は投資家目線でこのことについて考察しようと思う(※この記事は特定の政党の支持や批判を意図したものではありません

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官房長官がおやつに3000円を使うのはどうなの?投資家目線で考える

まず最初に、今回の騒動は『3000円』というものを額面で捉えているが故に生まれたものだろう。しかし、果たして「お金」というものを額面で捉えるということが正しいのだろうか?

投資の世界で考えてみるならば『運用で3000円の損失を出した』といったときに、その損失が巨大なのか、軽微なものかを判断するのは「運用資金全体がいくらなのか」を考える必要がある

例えばこの場合、運用資金1万円で3000円の損失ならば-30%運用してしまったということになり、目も当てられないほどの失敗といえる

しかし運用資金が100万円だった場合、損失は0.3%であり、ものすごい軽微な損失といえるだろう。このようにお金というものは「全体」を考えなくてはならない

この「全体を考える」という「お金を考えるうえでの根本」を無視したことでビッグニュースとなった話題が、2019年2月の『GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が14兆円の損失』のニュースあろう。このニュースは14兆円という巨大な数字をメディアが大大的に報じることで、国民に大きな不安と政権への不信感を抱かせた。しかしGPIFの運用資金全体は150兆円にものぼることから損失は全体の10%弱でしかないや、長期的な運用で見ればGPIFが+運用をし続けていることは、メディアからは聞こえてこなかった。結果としてお金を全体で捉えるという根本的なマネーリテラシーがない一定層から「14兆円!?なんて巨大な額の損失をだしてくれたんだ(怒)」という声が噴出。お金を「全体」として考えなかったために騒動となった最たる例といえよう。

まぁ自分が投資してて、仮にー10%運用になったらに辛いですが笑

では話は戻り、今回の「3000円のパンケーキ」であるが、これも額面だけで見れば3000円と大きな数字にも見えなくもないが、「全体として考える」ということを行うと見える景色も変わってくるだろう。

おやつという「個人の支出」を考えるうえでの「全体」とは何?

個人の支出を考えるうえでは、その人の「収入」を物差しにするといいでしょう

たとえば、年収500万の人が1000万円の車をかったとすればかなりの背伸び(贅沢)といえますが、年収1億の社長が1000万円の車をかったとしても、収入ベースで考えれば贅沢とは言い難いでしょう。このように個人の支出を考えるうえでは、「収入」というのがよい基準になると思います

菅官房長官の収入から「3000円のパンケーキ」について考えてみる

では菅官房長官の年収はいくらなのでしょうか?

グーグル先生に聞いてみると、国務大臣の基本給(歳費)が月146.6万円。さらにボーナス等を加えると年収2400万弱。さらに各種手当や政党交付金等を含めると、官房長官の推定年収は4600万円になるそうです(参照サイト

一方、日本人全体の年収の中央値(庶民の年収)は360万円そうです。

官房長官と庶民の年収を踏まえたうえで、「3000円のパンケーキ」について考えてみましょう

年収4600万の官房長官が3000円のパンケーキを食べたときの収入に対する支出割合は、年収360万の庶民が234円のパンケーキを食べることと同じになります。

234円でパンケーキを食べれるところなんてどこにもない…。234円でケーキを食べれるのってシャトレーゼの半額のときぐらいなのでは…笑

ちなみに私は夕方にシャトレーゼで半額になったケーキを買って食べるの大好きです笑

このように収入ベースから考えてみれば、官房長官の3000円のパンケーキは高いものとは言えません。それにしても、我々庶民がシャトレーゼで半額のケーキを買って食べていたら、「経済感覚をを疑う」とツイッター上で批判攻撃されるのだから、官房長官は大変ですね

自分の年収ベースでの支出を相手に求めるの酷では…

もし3000円のパンケーキを批判するのであれば、それは「自分の収入ベースであなたも支出しろ」という主張につながります。必死に努力して今の年収まで上がった人に、いつまでもシャトレーゼで半額のケーキを買えというのは酷なのではないでしょうか。

そしてこのツイートに踊らされるような、お金を「全体」として考えられない国民が多くいることにも、もの悲しさを感じるものです。

「3000円パンケーキ騒動」の勝者はだれか?

お金を「全体」として考えるという視点を持てば、今回のパンケーキ騒動の発端となった渡辺氏の批判はなかなかに的外れかな?と思うものです。渡辺氏のツイートに対するコメントを見ても、渡辺氏のツイートに対する否定的な意見も多く見られ、すくなからず渡辺氏にマイナス評価をした人もいたでしょう。一方、国民の誰しもがそのような視点を持っているわけではなく、人によっては「3000円は高すぎる」と菅官房長官批判に回る人もいるでしょう。特に政治家は「人気」が大事なので、このように色々な視点を見られることを考慮に入れないといけません。

このことを踏まえると、今回の騒動では渡辺氏、菅官房長官のどちらも勝者とは言えないでしょう。真の勝者といえるのは、今回の騒動で注目を浴びたパンケーキを提供する店と、この騒動に便乗し記事を書いたブロガーといえるかもしれません


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