
SQUARE ENIX(9684)は仮想通貨関連のゲーム株!今回はその事業内容や業績推移、今後の将来性について解説します。
●SQUARE ENIX(9684)の事業内容と決算・業績推移
●SQUARE ENIX(9684)の今後の将来性
●SQUARE ENIX(9684)の配当金推移
SQUARE ENIX(9684)の好調な業績と事業内容を分析!
SQUARE ENIX(9684)の株価・基本情報
証券コード | 9684 | PER | 26.6倍 |
株価 | 5340円 | PBR | 2.48倍 |
時価総額 | 6543億円 | 配当利回り | 1.14% |
※株価情報等は(2022年1月14日現在)

SQUARE ENIX(9684)の株価推移(引用:株探)
SQUARE ENIXは現在株価5340円、時価総額6543億円、PER26.6 倍、ROE14.4%、自己資本比率6.8%、配当利回り1.14%です。
株価の値動きを見てみると、ここ数ヶ月は5800円あたりを底値に推移していましたが、最近になって大きく下落しています。

SQUARE ENIXと聞いたら、ゲーム好きの人はファイナルファンタジーやドラゴンクエストを思い浮かべる人が多いと思います!
SQUARE ENIX(9684)の事業内容
SQUARE ENIXの事業内容については、デジタルエンタテインメント事業、アミューズメント事業、出版事業、ライツ・プロパティ事業と4つに分かれています。
それぞれを簡単に説明すると
デジタルエンタテイメント事業・・・ゲームの開発やスマホアプリの開発
アミューズメント事業・・・業務用ゲーム機器、ゲームセンターなどに卸すゲーム機器の開発
出版事業・・・ゲームに関連した攻略本やノベル
ライフ・プロパティ事業・・・二次的著作物の企画、制作、販売、およびライセンスの管理
となっています!
それぞれの事業規模を見ていくとデジタルエンタテイメント事業が2639億円、それ以外のアミューズメントやライツ・プロパティ、出版事業というのは数百億円程度となっています。
すなわち、デジタルエンタテイメント事業が非常に大きな事業となっており、売上高構成比の79.4%を占めていることになります!
そして、このデジタルエンターテイメント事業の売り上げに関しては、日本ではディスクが168万本、ダウンロードが228万本の計396万本となっています。
一方、欧米に関してはディスクについては397万本と日本の2.5倍、そしてダウンロードで1967万本ということで日本だけでなく、海外で活躍しているゲーム会社であることが分かります!
SQUARE ENIX(9684)の決算・業績推移

SQUARE ENIX(9684)の決算推移(引用:マネックス証券)
業績推移を見ていくと、売上に関しては2013年からゆるゆるとしっかりと成長しながら、2021年には大きな成長を遂げており、特に営業利益が大きいことが分かります。

SQUARE ENIX(9684)の決算推移(引用:株探)
そして今年の決算予想というのは、前年比売上高+2.2%、一方で営業利益に関しては−15.3%、経常利益は−20%となっています。
前年より沈んでしまい、業績は大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、ゲーム事業というのは、コロナによる在宅化で非常に大きく業績を伸ばした業態となります。
特に任天堂の売上というのも、コロナ特需の影響で2021年については大きく伸びていました。
またそれ以外にも言及されているのは、去年に関しては、ファイナルファンタジー7のリメイク版が非常に爆発的ヒットしたということで、販売タイトルというのも非常に重要なファクターとなっていたということになります。

簡単に去年よりも下がってしまったという評価はそこまで正しいとは言えずいろんな環境があるいうことも考えないといけないね!

SQUARE ENIX(9684)の3ヶ月決算推移(引用:株探)
それでは、今年の決算推移を見ていくと、2021年7月から9月というのは売上高が前年比−6.3%、一方で営業利益+66.5%、経常利益2.2倍ということで、利益に関してはしっかりと伸ばしていることが分かります。

SQUARE ENIX(9684)の下期業績推移(引用:株探)
しかし、4月から6月、7月から9月の上期についてはかなり良い成績を誇っていましたが、下期に関しては利益に関しては大きく前年比を下回る予想となっています。
下期についてはどんなゲームタイトルを出しているかというと、ENDWALKERというゲームタイトルやオンラインゲームとしてドラゴンクエスト10などを発売しています。

これらのタイトルが売れるか売れないかというのが、非常に注目すべきポイントとなってきます!
SQUARE ENIX(9684)の今後の将来性に注目!
今後注目すべきなのが、2022年頭にSQUARE ENIXホールディングス代表取締役社長が発表したNFTやメタバース、ブロックチェーンゲームへの参入となっています!
特にゲームの中では今話題なのが「Play To Earn」ということでゲームをしながらお金を稼ぐという動きが今後普及していきそうな世の中となっています。
これはどういうことかというと、今まで例えばRPGをやってて、貴重な武器をゲットしたらそれで終わりとなっていましたが、ブロックチェーンゲームでは、ゲットした武器を販売して次の持ち主に移行し、みんなで担保していくことになります。
つまりは武器の勝手な複製、バグを使って増やすことはできず、唯一無二の武器を自分が持つことができ、このような武器の売買をさらに仮想通貨を通してやることで実際に良い武器が手に入ったらお金を稼げるという未来が来るのではないかと言われています。
ただし、今のこのブロックチェーンゲームというのは稼げるかもしれないですが、ゲーム自体の面白さに欠けるというのが問題点でした。
しかし、ここでSQUARE ENIXがブロックチェーンゲームに参入したとしたら今まで育てきたファイナルファンタジーやドラゴンクエストなどのネームバリューを使うことができます。
また、このブロックチェーンゲーム、NFTゲームというのはサンドボックス型のゲームとの親和性が高いと言われています。
SQUARE ENIXに関しては過去にドラゴンクエストビルダーズのようなサンドボックス型のゲームも発売しており、親和性が高いと言われています。
つまり、今まで積み上げてきたドラゴンクエストやファイナルファンタジーなどのブランド価値というのは市場の大きな優位性を誇っていると言えます。
これまでの状況として、テレビゲーム会社というのは、テレビゲーム時期に非常に業績を伸ばしましたが、スマホが普及する中ではスマホゲームに売上が取られていました。
このスマホゲームへの移行には確かに乗り遅れたかもしれませんが、今後はスマホゲームからNFTゲームという次元に変わっていく可能性があります。

このNFTゲーム、ブロックチェーンゲームというのは、一般化という意味では将来的な話となってしまうので、業績を伸ばすのもまだ先の話になるかもしれませんが、非常に注目が集まっています!
SQUARE ENIX(9684)の配当金推移

SQUARE ENIX(9684)の配当金推移(引用:マネックス証券)
SQUARE ENIXについては、業績連動型ということで、例えば2019年は47円だったのが一気に増配して2020年、2021年には54円、78円に膨らんでいいます。しかし、2022年はまた下がって61円を予想しています。
実際に業績推移も見てみると、業績に応じて配当金も変動していることが分かります。
そして、配当性向については30%程度で推移していることが分かります。

業績変動型の配当であるかつ、配当利回りも現在1%程度ということで、配当を狙う銘柄ではないというのは覚えておきたいところです!
SQUARE ENIX(55万)を購入するのにおすすめの方法
SQUARE ENIXは現在株価5500円ほど、100株購入するに55万円ほどの資金が必要になります。

1銘柄に55万円も突っ込めないよ…
多くの個人投資家にとって、このような金額を一銘柄に投資することは勇気がいることであり、また、分散という観点からもリスクが高すぎます
特に仮想通貨関連の銘柄というのは仮想通貨と同様に株価についても安定性が落ちてしまうのが特徴的です。

投資をする上では分散が基本!1銘柄に集中投資は大きなリスクが伴います
幸い高配当株の場合は、1株購入の場合でも配当金が支払われます。
このため、1株購入が可能な「Line証券」などを使い、自分の資金量に応じた株数を購入することを強くお勧めします。



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