エムスリー(2413)の銘柄分析!人気の成長株が暴落の理由は?

日本株

 

エムスリー(2413)の株価が大暴落!その理由は?今回はその事業内容や業績、暴落の背景について解説します。

 

この記事を読むと何がわかるか?
●エムスリーの株価と株価推移
●エムスリーの事業内容
●エムスリーの決算内容〜暴落の背景〜

 

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エムスリー(2413)の業績と事業内容を分析!

エムスリー(2413)の株価・基本情報

証券コード 2413 PER
株価 6319円 PBR 18.54倍
時価総額 4兆2894億円 配当利回り

 

※株価情報等は(2021年11月11日現在)

 

エムスリー(2413)の株価推移(引用:株探)

 

エムスリーは現在の株価が6319円、時価総額は4兆2894億円で、ROE16.3%、自己資本比率75.0%となっています

 

株価推移を見ていくと、10月27日の決算発表以降、大暴落していることが分かります

 

エムスリー(2413)の事業内容!

 

ではエムスリーとはどんな会社なのか、というのをまず説明していきたいと思います!

 

 

 

エムスリーの事業内容として、医師・薬剤師向けのキャリア事業や医学生・薬学生向け就活支援事業、医療機関向け人事コンサルティング事業、病院や健康に関する経営コンサル事業などが挙げられます。

 

エムスリーが提供するサービス

 

エムスリーが提供するサービスをいくつか紹介していくよ!

 

例えば、m3.comという日本最大級の医療事業者の専用サイトでは、医療事業者のプラットフォームを作ることで、医療に関するニュースや海外論文などの各種最新情報、それに関する意見交換の場、さらには、転職・開業・継承までのビジネスのキャリア支援やコンサルなどを提供しています。

 

それ以外にも、MR君という製薬企業の薬剤プロモーション・マーケティングを支援するサイトやm3.com CAREER薬キャリのような医療従事者向けの転職サイトなどを手掛けています。

 

 

 

特に、このような医療業界のプラットフォームというのはケアネットメドピアといったような急成長を遂げている企業も存在しており、個人投資家にも人気の集まる銘柄となっています。

 

 

また、2020年12月末に新しくリリースしたLINEドクターというサービスは、LINEと提携し、LINEで医療機関の予約や検索、電話を通じた診察や決済まで全て行うことができます。

 

エムスリーが進めるDX化

 

それでは、エムスリーが医療現場においてDX化をどのように進めているか簡単に紹介します!

 

 

例えばクリニックのDX化の場合

 

アクセス・・・オンライン予約によって、待合室の長時間待ちが解消される

支払い・・・窓口の支払いがなくなり、診療後そのまま帰宅できる(電子決済)

薬・・・薬局での薬の受け取りがデリバリー化する

カルテ・・・自分のカルテをweb上で閲覧できる

夜間緊急対応・・・病院が閉まっている夜間や休日でも、オンラインで全国の医師につなぐことで24時間対応可能となる

 

ということで、新しい医療のかたちが構築されています!

 

 

 

営業のDX化の場合、医師に直接訪問するスタイルのMRの営業活動がインターネットによる営業に置き換わっていきます。

 

MRというのは人件費が多くかかる営業構造となっていますが、今後DX化が進んでいくことで、製薬企業などはMRにかける人件費を削減できます

 

その一方、インターネット関連費は増加していきますが全体の営業コストについては大幅に削減できるとされています

 

 

また、営業を訪問からインターネット化することで、アプローチできる医師が増えるなど、MRの営業の効率化が実現できます

 

特に医療業界は莫大なお金が動く業界となるため、このような分野にDX銘柄が入り込んでいくとしっかり利益を上げることが期待できるということで個人投資家達には人気が集まっています!

 

エムスリーの決算内容 なぜ下落?

 

 

今回の上半期に関しては売上高が前年比+30%、営業利益は+159%2.5倍近くまで膨らんでいます

 

 

それぞれのセグメントにおいて重要なのが、メディカルプラットフォームセグメントとされ、M3全体のセグメントの中で一番大きな規模を占めています。この部分は、売上高は前年比+24%と上昇しています。

 

 

ただし、今回の決算で注意すべきところは、メディカルプラットフォームセグメントについては製薬企業のDX構造変化が進行中で需要は引き続き堅調とされる一方、人員の大幅拡大によって利益率が一時的に低下しているという点ですつまりエムスリーの成長が少し止まっている形になります

 

 

また、メディカルプラットフォームセグメント第1四半期決算は前年比+39%と成長していたのに対し、先ほど上で説明した上半期は前年比+24%ということで成長率が低下していることになります

 

このように主要となるセグメントの成長率の低下は、今回の決算では見過ごすことができなかったということで、決算後の株価が-7.6%と下落を招いてしまいました

 

特に人気の集中する銘柄というのは、好材料織り込み済みということで素晴らしい決算なのに大暴落してしまうことがよくあります。

 

このような織り込み済みで株価が大暴落するような事態を避けるためには、①PERで株価の割高感を割り出したり、②信用倍率によってどれだけ今買いポジションの人がいるのかを見極めたり、③決算が出た後のptsでどのように株価が動くのか確認したりすることが重要となってきます!

 

 

エムスリー(100株63万)を購入するのにおすすめの方法

 

 

サイバーエージェントは現在株価6300円ほど、100株購入するには63万円ほどの資金が必要になります。

 

1銘柄に63万円も突っ込めないよ…

 

多くの個人投資家にとって、このような金額を一銘柄に投資することは勇気がいることであり、また、分散という観点からもリスクが高すぎます

 

投資をする上では分散が基本!1銘柄に集中投資は大きなリスクが伴います

 

幸い高配当株の場合は、1株購入の場合でも配当金が支払われます。

 

このため、1株購入が可能な「Line証券」などを使い、自分の資金量に応じた株数を購入することを強くお勧めします

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