米国株・アッヴィ(ABBV)の銘柄分析!高配当株がなぜ暴落?今後の業績は?

株・投資・銘柄分析

 

米国人気高配当株、アッヴィの株価が下落!今回はその事業内容や暴落要因の特許の今後について分析します!

 

この記事を読むと何がわかるか?
●アッヴィの事業内容、配当金
●アッヴィの株価推移&暴落の背景
●アッヴィの業績と特許切れ後の将来性
スポンサーリンク

アッヴィの株価を分析!暴落の原因は?製薬企業にとっての特許とは

アッヴィ(ABBV)の株価・基本情報

証券コード ABBV PER 39.2倍
株価 106.68ドル PBR —倍
時価総額 1884億ドル 配当利回り 4.54%

 

※株価情報等は(2021年9月10日現在)

 

アッヴィ(ABBV)の株価推移(引用:株探)

 

アッヴィは現在の株価が106.68ドル、時価総額は1884億ドル(およそ21兆円です。

 

そして PER は45.1%、ROE が33.6%と、非常に稼ぐ力が強い企業となっています。

 

配当利回りも4.5%とかなりの高水準で、米国高配当株が好きな投資家に愛されている銘柄です。

 

 

また、このアッヴィの凄いところが、なんと連続増配を49年も続けていること!

 

これも高配当株投資家に愛されている理由の1つですね

 

こんなにも順風満帆なアッヴィなのですが、

9月1日に、1日で株価が11%ほど下落する事態となりました

 

それはなぜなのか?アッヴィの事業内容から紐解いていきましょう!

 

アッヴィの事業内容&製薬会社にとっての生命線は“特許”

まずはじめに、

そもそもアッヴィってどんな会社なの?

という話をしていきたいと思います。

 

 

アッヴィは現在世界4位の製薬会社です。

 

175か国以上の国で薬を売っていて、

14か国で工場での製造や研究開発を行っていることからもわかるように、

世界的に活躍している企業と言えます

 

 

ちなみに10位には日本の武田薬品が入っていますね

(→武田薬品の銘柄分析記事)

 

 

また、高配当株として人気の企業ですので、配当金の推移も見ていきましょう。

引用:マネックス証券

 

2016年に1株当たり2.28ドルだった配当金が、2021年には5.2ドルと、

およそ2.5倍近くまで膨らんでいます

 

このことからも、長く配当金の増配を繰り返していることが伺えます。

 

 

特に特徴的なのが、その「増配率」です!

 

連続増配年数が長い企業の場合、だんだんと増配率が下がってくるのですが、

アッヴィに関してこれは当てはまりません。

 

毎年10%近くも増配を続けているというものすごい増配率となっています。

 

 

また売上高に関しても、ここ10年間ほど右肩上がりで増えていて、

営業利益も長期的に見れば右肩上がりになっていることが分かると思います。 

引用:マネックス証券

 

さらに、営業利益を売上高で割った営業利益率も実に27.4%と、とても稼ぐ力の強い企業となっています。

 

アッヴィの主力医薬品、ヒュミラ!!!

では、この稼ぐ力の源泉は何なのか?

それはひとえに、ヒュミラという医薬品を取り扱っているから!

引用:A-connect

 

ヒュミラというのは、リウマチ性関節炎乾癬治療薬に使われるもので、世界で最も売れる薬と言われるほど、使用量が多い薬となっています。

 

この世界中の売り上げを、アッヴィが独占的に取り扱うことができているのが大きな強みとなっているのです。

 

実際に企業の売上の43%をヒュミラで稼ぎ出しています!

 

 

ではなぜ、アッヴィが独占的に取り扱い、利益を上げることができるのか?

これには特許が大きく関わってきます

 

ご存知の方も多いかとは思いますが、製薬企業と特許の関係についてここでちょっとおさらいしましょう!

 

新薬開発の重要性!特許に株価が左右される製薬企業

多くの製薬企業は毎年莫大な研究開発費をかけて、企業経営を行っています。

 

なんでそこまでの額を研究開発費に割くのかというと、

莫大な資金をかけて開発したとしても、

新薬を作ることができれば、その薬に関して数年間独占的な販売を行えるからです。

 

独占的な販売をできるということは、競合が生まれず、利益率の高い状態でどんどん商品を出荷していくことができます。

 

 

つまり、1回新薬を開発すれば、それだけに依存したとしても大きく収入を伸ばせる可能性があるのです!

 

だからこそ多大な開発費用を投じ、それ以上のリターンを目指した新薬開発が盛んに行われています!

 

ただし、特許が1度切れて独占的な販売ができなくなってしまうと、

新薬とよく似た同等物質で作られたバイオシミラーや、

ジェネリック医薬品のような競合他社の医薬品が製造されていくことによって、

価格競争に巻き込まれてしまい、利益も低下してしまいます。

 

 

そしてアッヴィの今後の懸念点としては、いま莫大な利益をもたらしてくれている

ヒュミラのアメリカにおける特許が2023年で切れてしまう、ということがあります。

 

ぽんちよ
ぽんちよ

売り上げの43%をヒュミラに依存しているアッヴィとしては痛い…

 

 

このように特許切れ間近の主力商品を抱えていることから、急激に価格競争・競合が生まれた場合

売り上げが大きく下がるんじゃない???

と思われて、株式投資家からは非常に警戒されている銘柄なのです。

 

 

この対応として、2020年には美容医薬品などに強みを持った世界売り上げ14位の製薬会社、アラガン買収による新たな収益源確保を試みています。

 

 

それでもやはり、ヒュミラのような大規模な売り上げを誇る製剤の特許切れは、かなりの懸念点となっているのが否めません。

 

次なるヒュミラ候補探しが難航?特許切れが今後に与える影響

また、今回のアッヴィの株価急落に直接影響を与えたのは、リンヴォックというまた別の医薬品が関係していると考えられます。

 

この薬は、ヒュミラの特許切れに備えて開発していた関節リウマチの治療薬です。

 

 

この薬が FDA(アメリカ食品医薬品局)と呼ばれる、医薬品を世界的に取り締まる組織から

血栓症リスクが上昇する可能性を考慮し、

警告ラベルを追加しないといけません!

という風に発表されました。

 

 

リンヴォックの売上構成比は現在、11%(7.3億ドル)とヒュミラに比べたら割合は低くなっています。

売り上げへの貢献度はそこまで大きくなさそうだけど…

 

それでも株価を11%落とした背景には、やはりヒュミラの期限切れが大きく影を落としていると言えます。

 

その上で、新たな売上の希望とされていたリンヴォックにも警告ラベルが追加されてしまったため、

新しい収益源の確保は難航しているんじゃない…?

と捉えられ、大きな下落につながったと考察できます。

 

投資前に注意!製薬企業の株はむずかしい!?

今回紹介したアッヴィのように、製薬企業は一定期間ごとに発生する特許切れのリスクを乗り越えなければなりません。

 

なので製薬企業へ投資する時には心構えが必要です!

 

やはり新薬が承認されれば、独占的な販売収益大幅増という可能性を秘めている一方で、

承認申請の失敗副作用などによる多額の賠償金が求められることもあります。

 

たとえば今年日本のエーザイでは、

アルツハイマーの薬が世界で初めて承認されたことによって、

株価が一気に2倍以上に膨れ上がっています

 

このように、新薬の承認などによって株価が大きく上昇にも下降にも動くのが製薬企業です。

 

 

投資家は財務分析などを緻密にして投資すると思いますが、

特許が取れるのか、申請が承認されるのか、という部分はどんなに企業分析をしていても予想が困難です…

 

製薬企業に関しては、どうしても思ったような展開にならない投資になりがち、というのを忘れないでください!!!

 

アッヴィ(ABBV)の株はどうやって買う?おすすめの購入方法

アッヴィは現在株価107ドル、1株1.2万円ほどであり、米国株のなかでもとりわけ株価が高いわけでもありません。

 

特に米国株の場合は日本株と異なり、1株単位から購入することができるので、楽天証券やSBI証券で買うのもOKです。ただしこれから投資を始める人にとっては、

もう少し小さな金額で投資を始めたい

このような悩みを抱えている方もいるかもしれません。

 

しかし米国株の場合は、1株での購入が基本なため、通常はこれ以上購入価格を下げることができません。

 

 

ただし、少額投資に強みをもつ「PAYPAY証券」なら、最低1000円~金額指定で日本株・米国株を購入することができます。

このため、例え1株1.2万円のアッヴィでも1000円あれば株主になることができるため、少額の資金しか持たない投資家にとって非常に有用な証券口座となっています。

PAYPAY証券なら最低1000円で株主になれる

 

また、アッヴィの場合には、まだ1株1.2万円とそこまで株価が高くないですが、

今後Google(1株31万円)やAmazon(1株38万円)などの米国株に投資をしたい場合には、

どうしても資金の少ない投資家には手が出せません。

 

このため、PayPay証券を使って小額から米国株に投資できる仕組みを作っておくことをおすすめします。というのも、

ぽんちよ
ぽんちよ

Amazonが株価10万だった時、私は資金が足りず買えませんでした…

しかし今やAmazonの株価は1株38万円ほど、当時もしPayPay証券が存在し、例え少額でも購入できてれば…と思います。

 

自分が投資を始めた時よりも、様々な便利な投資サービスが誕生してきています!

ぜひ、積極的にPAYPAY証券などの便利なサービスを使っていきましょう!

無料でPayPay証券を口座開設!

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました