米国株アマゾン(AMZN)の銘柄分析!株価暴落!好調な業績と今後の成長

株・投資・銘柄分析

 

米国株のアマゾンの株価が暴落!今回はその事業内容や暴落要因、今後の成長について分析します!

 

この記事を読むと何がわかるか?
●アマゾンの事業内容、コロナ禍の影響
●アマゾンの株価推移&暴落の背景
●アマゾンの業績と将来性
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Amazonの株価を分析!暴落の原因は?コロナの影響とAWS事業

アマゾン(AMZN)の株価・基本情報

証券コード AMZN PER 82.9倍
株価 3469.15ドル PBR —倍
時価総額 1兆7496億ドル 配当利回り —%

 

※株価情報等は(2021年9月10日現在)

 

アマゾン(AMZN)の株価推移(出典:株探)

 

 

アマゾンは皆さんご存知だと思いますが…

 

現在の株価が3469.15ドル(38万円)時価総額は1兆7496億ドル、

PER が82.2倍でROE 20.6%自己資本比率は32%で配当金は出していないアメリカの企業になります。

 

無配当という形をとっているのは、配当金を出すよりも

自己投資をすることで、企業価値を上げて株主に還元をしよう、という会社方針があるためですね!

 

アマゾンショック!?なぜ株価の暴落は起きた?

また、2021年の8月頭には、アマゾンの身にとある事件が起きています。

なんと、

 

株価が1日で7.6%も下落…!?

 

 

パーセントの数字だけ見るとそこまでイメージが湧かないかもしれませんが、

アマゾンの株価が7.6%が動くというのは、普通の企業と比べてスケールが全然違います!!!

 

 

時価総額に置き換えて考えてみると、

 

アマゾンの株価が7.6%⬇️

➡︎会社の価値が約12兆円⬇︎

 

このような国家予算規模の時価総額の喪失が1日で起きてしまった計算になるのです…!

 

 

ちなみに、先日紹介したソフトバンクグループの時価総額が12兆円でした。

(→ソフトバンクグループの銘柄分析記事)

 

つまり、

ソフトバンクグループが消えてしまった!?

ぐらいの衝撃がある出来事でした。

 

そして、株価は最終的に15%ほど値を下げて、3700ドル➡︎3100ドル付近まで下落。

時価総額にして、29兆円が失われてしまった!というものすごい大きな暴落を経験したことになります。

 

ではこんなに大規模な暴落がなぜ起きてしまったのか、これから考えていきましょう!

 

アマゾンの事業内容&ECサイトだけじゃない!AWSとは?

そもそもこの暴落について振り返る前に、意外と知らないアマゾンの事業内容について触れていきます。

 

え?Amazon はネット通販の会社でしょ!

 

確かにそれも間違いではないです

実際、EC 事業は売り上げ全体の51.1%を占めています。

 

 

しかし、アマゾンの決算に注目する上で見逃せないのが、

アマゾンのWEB サービスである、AWSです。 

 

 

AWS とは企業などにサーバーなどを貸して、インターネットサービスのプラットフォームを貸し出すようなサービスです

 

 

ではAWSはどのような時に利用されているのか?というと、

 

システムやソフトウェアを開発するような会社が、実際に自分たちのシステム・アプリを作っていく際に活用しています!

 

 

じゃあ、なんでサーバーを借りられるのがいいの?

 

その理由としては、自分たちでサーバーを用意しなくても、AWS を間借りできるということが挙げられます。

つまり、ソフトウェア開発の改善などに集中することができるということが大きなメリットに繋がるんです!

 

 

実際に日本の企業で言うと、マネーフォワードや決済アプリの PayPay なども AWS を基盤として成り立っているサービスになっています。

 

 

また他にもAWSの凄いところがあるのですが、

たとえば実際にあるアプリ会社が AWS を経由してサービスをしているとしますよね?

 

もし事業を続けて会社が大きくなっていけば、サーバーを変更するという作業が大変困難なものになります。

そうすると、わざわざ大きな労力をかけてまでサーバー変更する理由もなかなか出てこなくなり、AWSを使い続けることになるんです。

 

つまり、マネーフォワードなどのAWSを利用している企業が運営され続ける限り、アマゾンにも収入が見込めるということで、ストック収入になりやすいという強みを持っています。

 

 

実際に、最近ではいろんなアプリやネットサービスが開発されることによって、AWSの売上高に占める割合が11.8%まで上がっています!

 

 

ということで、アマゾンの決算を語る上では絶対に見逃せないファクターとなっています!

 

 

EC事業だけではなく、AWSというのもあることを忘れないでください

 

アマゾンの業績&株価推移

では次に、コロナ禍で追い風だったアマゾンの業績推移について見ていきましょう。

 

 

2007年から成長を続けている企業というだけあって、売上高がずっと右肩上がりになっています。

 

 

また、去年の決算は前年に比べて+37.5%、最終益は+84.1%で、修正1株益も80%上昇!

ということで、ものすごい成長を遂げました。

 

(出典:株探)

 

この背景には、コロナウイルスの蔓延による在宅化の浸透があると思います。

 

つまり、外に行って買い物をするんのではなく、ネット通販などで買い物をしよう!という動きが増えたことから、EC 特需が生じて業績が大きく好転したと言えるでしょう。

 

 

このようなことから、株価が急上昇したアマゾンですが、下図がコロナショック以降の株価推移です。

 

(出典:株探)

 

 

本当にコロナショックってあったの???

というくらいに株価が急上昇してますよね!

 

コロナ以降で考えると、株価はだいたい2.5倍ほどまで膨らんでいます。

一方で、非常に好調だったアマゾンの株価が7.6%の下落を経験したのが8月あたまでした。

 

 

アマゾンはなぜ暴落?原因は市場の予想を下回った決算?

この下落が起きた理由として、同じタイミングであった決算発表が原因と考えられます。

 

そんなに悪決算だったの?

今回の決算を語る上では、市場予想と実績の数字の比較をしてみて初めて見えてくるものがあるので、もう少し詳しく分析していきましょう!

 

 

上の表の予想と実績の数字を見比べていただけると一目瞭然かと思いますが、EPS以外すべての項目で予想を下回ってしまっています

 

 

ぽんちよ
ぽんちよ

特に次期売上・営業利益予想が目立って悪くなっています…

このように、市場の期待に反して決算の数字が悪かった、というのが株価を下落させた要因となっているのです。

 

 

この背景には、コロナウイルスに対するワクチン接種が急速に進められてきた結果、

だんだんと「ECでの買い物」、というよりは「外に出て買い物」という傾向になってきたことがあると思われます。

 

そのため、ワクチン接種はアマゾンのような EC サイトの成長にとっては逆風となっている可能性も…

 

また、そもそもアマゾンの成長が鈍化しているんじゃないかという、警戒感から大きな売りに繋がったとも言えるでしょう。

 

株価は投資家の期待、失望に左右される

ただし、

前年比売上高+27.2%ってめちゃくちゃ良いんじゃない?

なんでこんなにいい決算なのに暴落するんだ!?

 

このように思う方もいらっしゃるかもしれません。

 

 

ですがそもそも、株価というのは

前年比に比べてどうだったかではなく、

市場の投資家の予想を上回るのか、あるいは裏切るのか、

このように予想に対しての差がどれくらいあるかで株価は変わってきて、時価総額も変化します

 

つまり、

アマゾンは今後の成長を期待できない!

と投資家が感じれば、今までのアマゾンはあまりにも割高だったと評価され、

一転して株価の暴落を起こしてしまうことになるのです。

 

アマゾンのプラス要因はやっぱりAWS!

ということで、今回は決算が市場の予想を下回っていたことから売られていったのですが、

 

悪いことばかりではないよ!

 AWSの2021年の第2Qの売り上げに関しては、前年比+37%の上昇となっています!

 

 

こちらの決算内容は、2021年の第1Qが前年比+32%だったことから考えても、今年の1期目に比べて成長が加速していると言えます。

 

また、2020年の第2Qの前年比が+29%だったのに対し、今年が+37%ですので前年同期に比べても成長が加速していると言えることが良いニュースになるでしょう。

 

 

とにもかくにも、今回の決算発表後、最終的に15%ほどの下落を引き起こしましたが、一方でその後は株価が反転して3100→3500ドルほどまで戻ってきています。

 

このため、今回株価が大きく下がったのを

チャンスだ!!!

と思って買った人は、今大きな利益が出ているかもしれません。

 

 

また今後もアマゾンがさらに伸びていく!という予想をするのであれば、アマゾンの株はまだまだ「買い」という評価になるでしょう。

 

アマゾン(AMZN)の株はどうやって買う?おすすめの購入方法

 

アマゾンは現在株価3469ドル、1株38万円ほどであり、米国株のなかでもとりわけ株価が高くなっています。

もう少し小さな金額で投資を始めたい

このような悩みを抱えている方もいるかもしれません。

 

しかし米国株の場合は、1株での購入が基本なため、通常はこれ以上購入価格を下げることができません。

 

ただし、少額投資に強みをもつ「PAYPAY証券」なら、最低1000円~金額指定で日本株・米国株を購入することができます。

 

このため、例え1株38万円のアマゾンでも1000円あれば株主になることができるため、少額の資金しか持たない投資家にとって非常に有用な証券口座となっています。

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私が投資を始めた当時は、PayPay証券のようなサービスがなく、Amazonは今に比べれば10万円と手が出しやすい金額ですが、資産額が小さい私には買えませんでした。

 

しかし今やアマゾンの株価は1株38万円ほど、当時もしPayPay証券が存在し、例え少額でも購入できてれば…と思います。

 

自分が投資を始めた時よりも、様々な便利な投資サービスが誕生してきています!

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