日本郵船(9101)が8月決算で大幅な増配発表&株価急上昇!今回はその事業内容や上昇理由を解説します
● 日本郵船の事業内容や業績推移
● 日本郵船の配当方針・株価上昇の理由
● 日本郵政の減配リスクと今後の懸念点
日本郵船(9101)はなぜ株価上昇&大幅増配?今後の懸念点
日本郵船の株価・基本情報
証券コード | 9101 | PER | 2.9倍 |
株価 | 8510円 | PBR | 1.88倍 |
時価総額 | 1兆4472億円 | 配当利回り | 8.23% |
※株価情報等は(2021年8月30日現在)
日本郵船(9101)の事業内容!
日本郵船は企業名通り、海運業を行っている企業!また規模としては世界2位のを誇っています
特に、日本は島国である観点から、国益において非常に重要なの海運事業となっており、
日本郵船は海運を主力とするものの、陸上輸送や航空輸送まで幅広く活躍するグローバルな総合物流企業グループとなっています
日本郵船(9101)の業績推移・配当情報
日本郵船の決算推移をみていきましょう
長期的な推移を見た場合、成長株のような「売上高が右肩上がり」という銘柄ではありません。
しかし注目したいのは2022年3月決算期において売上高成長+15%、1株利益は3.6倍に上昇しています。この利益上昇に伴い、配当金は前期200円→700円に急上昇しています
日本郵船が業績急上昇&利益率UPの理由は?
2020年・コロナウィルスによって世間は在宅化。その状態はワクチンにより少しずつ緩和されてきたものの、北米では巣籠り特需により、輸入量が大幅に上昇しています
アジア圏→北米への物流量が前年比+40%を記録しています
物流量が増えたことにより、物流需要が増加。
このため、コンテナ物流の争奪戦となり、コンテナ運賃が急上昇し前年比の2.7倍の価格でています。
このような運賃価格の上昇は海運企業には追い風となり、日本郵船の場合は売上は急上昇していないものの、利益率が非常にあがったため、大幅増益となりました
日本郵船の大幅増配!今後の懸念点
日本郵船は配当政策として「配当性向25%をめどに株主還元」ということを掲げています。
このため、今年のような大幅な増益をした場合には、配当金が急上昇します。
一方、業績が低迷した場合には、配当を減らす方針にあり、2017年には無配に転落しています。
このため、今年に関しては運賃価格が非常に高騰しているために、1株700円の配当となり配当利回り8.3%を記録していますが、現在の特需的な業績が今後も継続するわけではありません。
運輸業界では2021年10月頃から運賃価格が安定化するのではないかと予想されています
このため、今年に関しては1株700円の配当を出しますが、来年以降は業績によっては大幅な減配の可能性もあります。
ただし7月末におけるコンテナ運賃費は過去最高を記録している状態で、第二四半期決算も良決算になる可能性があります
現在の配当利回りに飛びつくのではなく、来年以降の減配も考慮に入れる必要があります!
日本郵船(100株83万)を購入するのにおすすめの方法
日本郵船は現在株価8300円ほど、100株購入するには83万円ほどの資金が必要になります。
1銘柄に83万円も突っ込めないよ…
多くの個人投資家にとって、このような金額を一銘柄に投資することは勇気がいることであり、また、分散という観点からもリスクが高すぎます
投資をする上では分散が基本!1銘柄に集中投資は大きなリスクが伴います
幸い高配当株の場合は、1株購入の場合でも配当金が支払われます。
このため、1株購入が可能な「Line証券」などを使い、自分の資金量に応じた株数を購入することを強くお勧めします。
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