長岐隆弘著「見える化すればお金は増える!」読んでみた~お金に対する意識改革を行おう~【書評】

書籍

先月から家計簿で支出の見える化を実現したぽんちよですが、その最中、図書館でとある本が気になり読んでみました

「見える化すればお金は増える!」長岐隆弘著

てっきり「家計簿つけたらお金が増えるよ!」的な本だと思っていたら少し内容が違った・・・。

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「見える化すればお金は増える!」

当本では「マネバナを実践する」ということをキーワードに進んでいく。

マネバナの実践とは
・マネバナノートを作ってみよう(お金に関する7つの質問を答えてノートを作ろう)
・マネーの話(マネ話)をしよう(まずは家族、そのうちいろんな人と)
・最終的にマネーの花を咲かせよう(=お金持ちになろう)

マネバナノートを作ってみよう(お金に関する7つの質問を答えよう)

当本では、お金に関する7つの質問を嘘偽りなく答えてそれをノートに書き記す→これを毎月行うことで、自分のお金に関する価値観・現在位置の顕在化および変遷を確認することを推奨している

お金に関する7つの質問
・親のお金の使い方のいいと感じたところ、悪いと感じたところ
・お金に関するターニングポイントは?
・あなたの人生の目的は?
・人生の目的のために現在していることは?
・あなたにとってお金とは?
・あなたの毎月のキャッシュフローは?
・あなたの純資産額はどのくらいか?
本来この7つの質問の補足質問としてさらに計20個ほどあるが、その補足質問は本書を実際に手に取って確認していただきたい(書くのが大変である・・・)
これら7つの質問にはそれぞれに意図がある。たとえば親のお金の使い方に関しては、「良いと思った点は教師に、悪いと思ったところを反面教師にしよう」といったような感じだ。これらの意図を理解したうえで、質問を答えノートに書き記していく。毎月これを行うことで自分のお金に対する価値観の再確認、及び価値観の移り変わりを自己認識できるのだ。
当記事では質問の意図は書かないが(書いたら本を書き写すのと変わらない)、その質問の意図の説明の過程で、マネバナノートを行ってる人たちの実例が出てくるのだが、この実例エピソードがなかなか興味深く、考えさせられた。

あなたの人生の目的は? 実例エピソード

サラリーマンを辞めたい」と思い、働きながら投資を成功させ早期退職したFさんは実際に会社を辞めてみると「時間もお金もたくさんあるけど、毎日つまらない」「給与が入ってこなくなったので、お金を使うのが怖くなってしまって投資する気にもなれない」という状態に陥った。

著者はFさんがなぜこのような状態に陥ったかの説明として、

「会社を辞めたい」というネガティブな目標は、せっかく達成できてもその先に未来はなく燃え尽き症候群のようになり、幸せとは程遠い状態になる

と述べている。そのうえで著者は『目標を設定するときは「ネガティブ目標(ネガティブからの逃避)」も組み入れてもいいが「ポジティブな目標」も組み入れるべきだ』と述べていた

私の場合、現在の職場からの逃避がセミリタイアに向けての一番の目的になってしまっているので、Fさんと同じ事態に陥る可能性が高い。セミリタイア実現までにはあと15年近くは猶予があるのでそれまでにポジティブ目標を定めたいと思う

あなたにとってお金とは? 実例エピソード

一緒にアフリカ旅行するのが夢」という夫婦。結婚当初からその夢に向けて一生懸命働き、現在では貯金が3000万円だが、それでも旅行には未だいってない。アフリカ旅行なんて高くて50万円でいける、しかしそれを実現させない理由として「もっと稼いで貯めておかないと心配だから

本来この夫婦にとってのお金は、「旅行を実現させる手段」なはずなのに、どこからか「安心をあたえるもの」という認識にすり替わってしまっている現象。

もう一度あなたにとってのお金が何なのかを考えなおしましょう!

夢を実現するお金があるならば、考えるべきなのはこれ以上をお金を稼ぐことではなく、「どうやって旅行に行く時間をつくるか?」なのでは?

 

私もそうだが、お金はいくらあっても「なくなるんじゃないか?」と心配になってしまう、しかし自分にとってお金が何なのか?ということを考える時間を毎月作ることで、自分の一番やりたいことには躊躇なくお金を使えるようになるのではないだろうか?

マネーの話(マネ話)をしよう(まずは家族、そのうちいろんな人と)

7つの質問に答えて、自分の価値観・現在地を確認したら、次は周りの人と話してみよう!ということを著者は推奨している。周りの人と話すことで、今までなかったお金の価値観をインプットできるほか、自分の価値観を話す過程で、自分の目標がさらに明確化され、喋ることでその目標に努力しなければいけない環境を作り出すことができる
また、著者は結婚相手を見つけるうえでもマネバナは重要と考えている
世の中の夫婦喧嘩の多くは「お金に関すること」であり、お金に関するヴィジョンが共有できない人とはそもそも結婚すべきではないからだ。そのため、彼女・彼氏と結婚する前にマネバナをして相手を見定めるべきだ!というのが著者の主張

私の職場でも夫婦喧嘩の話は聞くけど、だいたいはお金が解決しそうなことですね

目標実現のために必要なお金を明確化しよう

多くの人は友人等と夢を話り合うときは「~~するのが夢なんだ」という語り草で終わってしまう。しかし今までのマネバナノートやマネバナを実践していくことで「~~するのが夢、そのためにはお金がいくら必要、そのお金を稼ぐためには何をしないといけない」と夢の実現ルートが見える化してくるのである。

その目標達成までに、実現のためのルートが記されている地図がある目標と、地図がない目標、どちらの方が達成しやすいか?当然地図がある目標の方が実現しやすいはずだ!

感想「見えるかすればお金は増える!」・あとがき

高校・大学時代、部活に打ち込んでいたときに書いていた練習ノート(練習日記)があるが、これは今みると非常に面白い。社会人になってからは家に帰ってまで仕事のことを考えて日記(仕事日記w)をつけたくはないのでそのようなことはやってこなかったが、お金に関することなら毎月一回ノートをつけるのも悪くはないかなと思った(たぶんやらないけど)

そもそも、本のタイトルを見て「家計簿つけると良いよ」的なことが書いてあるだろうと思って読み始めた本だったため、自分が意図していた(読みたかった)内容とは違ったので、あまり面白いとは感じなかった・・・(実例エピソードは興味深く、考えさせられたが)。人にお勧めしたいかといえばそこまででも・・・。

きっと敏腕アフィリエイターなら、どんな本でもベタ褒めして、読者に購入を勧めるのだろうが、それは私のポリシーに反するのでしません笑


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