三菱UFJ(8306)の銘柄分析!人気の高配当株・今後も累進配当で配当金は維持?

日本株

 

 

三菱UFJ(8306)は高配当で人気の金融株!今回はその事業内容や業績、株主還元政策について解説します。

 

 

 

この記事を読むと何がわかるか?
●三菱UFJ (8306)の業績推移と事業内容
●三菱UFJ (8306)の株主還元政策
●三菱UFJ (8306)の懸念点、今後

 

 

 

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三菱UFJ(8306)の業績と事業内容を分析!

三菱UFJ(8306)の株価・基本情報

証券コード 8306 PER 8.3倍
株価 685.8円 PBR 0.49倍
時価総額 9兆1088億円 配当利回り 4.08%

 

 

 

※株価情報等は(2022年1月7日現在)

 

 

 

三菱UFJ(8306)の株価推移(引用:株探)

 

三菱UFJの現在株価は685.8円、時価総額は9兆1088億円、PER 8.3倍、ROE 4.4%、自己資本比率 4.9%です

 

 

 

配当利回りは4.08%と高配当水準となっています。

 

 

 

株価推移を見ていくと、2021年以降、400円台から急激に上昇し、その後は500円から700円の間を上下しています

 

 

 

三菱UFJに関しては、株式投資をやっている人の中では高配当株の大定番というイメージがあると思います!

 

 

 

三菱UFJ(8306)の事業内容!

 

では三菱UFJはどんな会社なのか、というのをまず説明していきたいと思います!

 

 

 

三菱UFJのセグメントしては、リテール、法人、国際、受託財産、市場に分かれています

 

 

 

これは三菱UFJ については、「個人に対してお金を貸すのか」、「企業に対してお金を貸すのか」、「海外の相手なのか」、「日本の相手なのか」というようにセグメントが分かれていることを意味します。

 

 

 

その中で行っているサービスとして、貸付業務や資金調達、個人の資産管理、資産運用サービスなど様々なお金に関わる業務が挙げられます。

 

 

三菱UFJ(8306)の株主還元政策  累進配当に注目!

 

それでは、注目ポイントの株主還元政策について解説します!

 

 

注目の配当金政策については、企業のIRページからは累進的な配当、つまり減配しないことを発表しています。

 

 

 

実際に21年度の予想配当金を+1円引き上げ28円に修正ということで、増配意欲が高いと言えます

 

 

 

また自己株式取得を行なっており、総額1500億円を上限とする自己株式取得を決議ということで、株式を自分たちで買い戻すことによって既存の投資家が持っている株の価値を高めようという政策を行なっています。

 

 

 

 

実際に、配当金推移を見てみると、2016年度が1株当たり18円だったのに対して2021年は28円となっており、ここ5年間で1.5倍まで膨らんでいることが分かります。

 

 

 

 

また、自己株式取得についても1500億円を上限とし、実際の株数としては3億株取得するということで、配当還元に積極的な企業です

 

 

 

さらに、三菱UFJの配当性向については30%〜40%程度となっています。

 

 

 

【超高利回り】投資初心者に人気の高配当株・2銘柄を徹底解説!おすすめは日本株?

 

過去の動画で紹介した利回り6%の高配当株2銘柄では、ソフトバンクもJTも配当利回り6%を超えていましたが、配当性向が75%や81%とかなり配当金が利益を圧迫していると話していました。

 

 

 

一方で、三菱UFJについては、このような企業よりはまだまだ配当に余裕がある企業なのかなという印象です。

 

 

次に株価と配当利回りの推移を見ていくよ。

 

 

 

上のグラフは、赤色の線が配当利回り、青色の線が株価を表しています。

 

 

 

配当利回りを見ていくと2017年から2019年については、銀行業務が好調で増配も重ねていましたが、配当利回りについては低めの水準でした

 

 

 

しかし、2019年以降は株価は下落傾向となり、それに伴って配当利回りが急上昇しているのが分かります

 

 

 

そして、ここ最近の配当利回りについては4%〜4.4%ほどを推移しています

 

 

三菱UFJ(8306)の業績推移

 

三菱UFJ(8306)の決算推移(引用元:マネックス証券)

 

三菱UFJの業績推移について見ていくと、売上高は2012年から緩やかな上昇を遂げていましたが、今年に関しては売上予想は弱めで、経常利益に関しても少し下降気味になっています。

 

 

 

また当期利益に関しては、今年は復調していますが、5年前からだんだんと下がっているのが懸念点となります

 

 

 

この理由については、この後に解説しますが、日本の銀行株の市場環境が悪く、なかなか利益が出しにくい状態であることが背景にあります。

 

 

 

 

ただし、今年の決算に関しては、資産運用や相場が良いことから利益が上昇しているということです。

 

三菱UFJ(8306)の懸念点 今後は?

 

最後に日本の銀行の市場環境について解説します。

 

日本では現在マイナス金利ということで、日本政府自体が市場にお金を流していくことで、景気を回復していこうと試みています。

 

 

 

このような状況下では、市中銀行は、日本銀行にお金を預けると利子を払わないといけなくなるため、誰かにお金を貸さないといけない状況になります。

 

 

 

ただし、今の日本というのはお金を貸さないといけないけど、貸せるような魅力的な企業がないというのが現状です。

 

 

 

つまり、貸せる企業がないにもかかわらず、お金をプールしていると利子が取られるという厳しい状況となっています。

 

 

 

 

一方、最近では注目のニュース、アメリカ政府のテーパリング金融緩和政策が前倒し、そして今後2022年に向けて政策金利引き上げという発表が行われています。

 

 

 

三菱UFJに関しては日本だけでなく、世界でも一応活躍する企業なのでこのように利上げされると、自分たちの貸付金利も連動して引き上がり、利益率が改善していく可能性があると考えられます。

 

 

 

三菱UFJ(100株6万)を購入するのにおすすめの方法

 

 

三菱UFJは現在株価600円ほど、100株購入するには6万円ほどの資金が必要になります。

 

1銘柄に6万円も突っ込めないよ…

 

多くの個人投資家にとって、このような金額を一銘柄に投資することは勇気がいることであり、また、分散という観点からもリスクが高すぎます

 

特に銀行株というのは景気敏感株と言われており、少し景気が悪くなると株価が一気に下がるというのが特徴的な企業となります。

 

投資をする上では分散が基本!1銘柄に集中投資は大きなリスクが伴います

 

幸い高配当株の場合は、1株購入の場合でも配当金が支払われます。

 

このため、1株購入が可能な「Line証券」などを使い、自分の資金量に応じた株数を購入することを強くお勧めします

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