村田製作所(6981)の銘柄分析!株価&業績好調の理由は?今後の将来性と懸念点

日本株

 

今回は村田製作所(6981)の業績好調な理由や、直近の決算内容について紹介していきます

この記事を読むと何がわかるか?
●村田製作所の業績と事業内容
●村田製作所配当金推移、株主還元政策
●村田製作所の注意点と将来性
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村田製作所(6981)の好調な決算と事業内容を分析!

村田製作所の株価・基本情報

証券コード 6981 PER 24.4倍
株価 10345円 PBR 3.37倍
時価総額 6兆9913億円 配当利回り 1.16%

 

※株価情報等は(2021年9月10日現在)

 

村田製作所(6981)の株価の推移(引用:株探)

村田製作所は現在の株価が10345円、時価総額は6兆9913億円で、PER 24.4倍、配当利回りは1.16%となっています。

 

株価推移を見ていくと、2021年1月に最高値の10835円をつけた後、その後は少し右肩下がりに30%程下がりましたが、再び上昇してきてまた1万円台を付けようとしているところです。

 

村田製作所(6981)の事業内容!電子部品で世界トップシェア

では、村田製作所はどんな会社なのかをまず説明していきたいと思います!

村田製作所は電子部品を取り扱っている企業です。

実際に多く取り扱われているものは、積層セラミックコンデンサや表面波フィルタというものです。

 

積層セラミックコンデンサは、スマートフォンやパソコン、自動車など様々な分野で利用されており電流を制御する上で欠かせないものです。

 

自動車分野では、積層セラミックコンデンサは、ガソリン車で1000から2000個程利用されています。一方、最近普及してきたEV車では1万個以上!!

積層セラミックコンデンサはE Vの流行とともに需要が伸びていくことが期待されます。

 

そして、なんと村田製作所は積層セラミックコンデンサの世界トップシェア34%!

 

 

表面波フィルタは不要な電波のノイズを除去しており、携帯電話のほとんどで使用されており、表面波フィルタもまた村田製作所は世界トップシェアの50%を占めています。

 

このように村田製作所が生産している積層セラミックコンデンサや表面波フィルタはスマートフォンなどの電子機器に欠かせない今後のデジタル社会においてますます需要が伸びていきそうな部品です!

 

村田製作所(6981)の今後の決算予想は?

では、このような強みを持つ村田製作所の2021年度の決算予想はどうなっているのでしょう?

2021年の通期予想は昨年に比べて、売上高で+6.1%、また営業利益も+16.5%となっています。

営業利益率は20%以上で非常に稼ぐ力が強い企業と言えます。

 

それでは、具体的に村田製作所が生産しているような電子部品が利用されるスマートフォンやパソコン、自動車の需要がどのくらい伸びていくか見ていきましょう。

 

スマートフォンは前年比+5%、自動車は前年比+11%とこの2つの分野で急激に伸びていくことが予想されます!

パソコンにおいても昨年リモートワークが普及したことにより一気に需要が伸びており、今年も需要は継続すると予想されます。

 

次に、村田製作所の主力製品である積層セラミックコンデンサと表面波フィルタの需要はどうなっていくか見ていきましょう。

 

積層セラミックコンデンサについては、スマートフォンや車の電子部品として需要が増加していくと予想! しかし、表面波フィルタについては需要が少し減少しそうだと予想されています。

 

ただし、村田製作所は全体の40%の売り上げがコンデンサなのでこのメインの事業となる分野が前年比+11%となるのはかなり業績の上昇が期待できると言えます!

 

村田製作所(6981)の配当金の推移と株主還元政策はどうなっている?

 

配当利回りは1.2%でそこまで高くはありません。

株主還元政策としては配当性向30%程度を目安に配当金が出されています。

 

1株配当推移(引用:マネックス証券)

 

村田製作所の業績は右肩上がりとなっているため、それに伴い8年連続増配を続けており、2013年の1株30円程度だったのが、2021年には120円となり10年間で配当金が約4倍となっています。

 

配当は多いとは言えませんが、業績が今後も伸びていけば配当金も増配される見込みはあると言えるでしょう!

 

村田製作所(6981)の直近の決算内容

引用:株探より

4月~6月の3ヶ月の決算推移を見てみると、売上高は前年比の+34.5%、営業益は2倍、経常益は+92.3%と急上昇を遂げています。

今回の決算内容は、通期予想(前年比+6.1%)に対してかなり良いね。

 

今回の決算は、前年に比べ非常に伸びていますが、この要因としては、昨年はコロナ期間に需要が急減していたため去年に比べて大きく伸びているように見えているということが挙げられます。

 

しかし、通期決算予想に対して、第一四半期ですでに約3分の1の進捗率となっており素晴らしい結果となっています!

 

理由としては、前年度比でそれぞれの部材の売上高が大幅に上昇していたことが背景となり、製品売上げ全体で34.5%上昇したからと言えます。

 

ひとつ懸念点としては、10月から3月の下半期は需要が高かった上半期と比べると需要は落ち着くだろうと考えられていることです。

 

村田製作所(6981)の懸念点と今後の将来性

 

積層セラミックコンデンサや表面波フィルタは2010年台のスマートフォン特需によって大きく需要が伸びていた分野となり、それに伴って村田製作所の業績も伸びていきました。

しかし、スマートフォン特需はスマートフォンが市場に流通して需要が安定してきたため少し低迷が懸念されていました。

 

ただし、最近では新しくE Vが普及し、このEV市場は年率10%で上昇しています。

 

このE V市場が伸びていけば、積層セラミックコンデンサの需要が急拡大するので村田製作所はE V市場とともに伸びていく可能性が充分にあると期待されます!

 

村田製作所(100株103万)を購入するのにおすすめの方法

村田製作所は現在株価10300円ほど、100株購入するには103万円ほどの資金が必要になります。

1銘柄に103万円も突っ込めないよ…

 

多くの個人投資家にとって、このような金額を一銘柄に投資することは勇気がいることであり、また、分散という観点からもリスクが高すぎます

投資をする上では分散が基本!1銘柄に集中投資は大きなリスクが伴います

幸い高配当株の場合は、1株購入の場合でも配当金が支払われます。

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